赤ちゃんが生まれたら里帰り出産すべき?メリット・デメリットを解説!

赤ちゃんが生まれたら里帰り出産すべき?メリットとデメリットを解説

赤ちゃんを迎えるという人生の大きな節目において、「里帰り出産をするかどうか」は、多くの夫婦や家族が検討する問題かと思います。

この記事では、里帰り出産のメリットとデメリットをそれぞれ5つずつ取り上げ、それぞれの理由を詳しく解説していきます。

里帰り出産を検討してご夫婦・ご家族の少しでも参考になれば幸いです。

目次

里帰り出産のメリット

家族の手厚いサポート

里帰り出産の一番の魅力は、実家の家族のサポートを受けられることです。

出産直後は身体も心も非常にデリケートな時期であり、家事や育児に追われて、十分な休養がとれません。

しかし、実家であれば母親や父親に家事や買い物をお願いしたり、赤ちゃんのお世話手伝ってもらったりと、産後の身体をしっかりと回復させる時間や休息の時間が確保できます。

特に初産の場合は不安が大きいため、慣れた環境で信頼できる家族の支えがあることは精神的な安定にもつながります。

安心できる環境で過ごせる

妊娠後期から出産、産後にかけては、普段は気にしないような日常生活でのちょっとしたストレスであっても、過敏に感じてしまうことがよくあります。

実家は、子どもの頃から過ごしてきた安心できる場所であり、自分も勝手知ったる場所であるので、気を使うことなくリラックスできる空間です。

特にパートナーの仕事が忙しく、出産直後に思うようにサポートを受けられない場合、精神的・身体的に無理をしないためにも、実家という安定した場所での生活は大きな助けになります。

育児の知識や経験を学べる

子育て経験豊富な自分の親から、直接、赤ちゃんのお世話に関する知識や経験を学べる点も大きなメリットです。

自分が欲しい情報を育児書やネットの膨大な情報から探すよりも、実際に相談したりしながら、過去の体験に基づいたアドバイスをもらう方が、よほど信頼度が高く、また自分の求めている情報に手が届きやすいと思います。

例えば、泣き止まないときの対応や授乳やオムツ替えのコツ、沐浴の方法など、初心者ママにとっては「やってみないとわからない」ことが多く、身近に相談できる人がいるのは大きな安心材料になります。

体力の回復に集中できる

出産は体にとって大きな負担です。

産後1ヶ月は「産褥期」と呼ばれ、無理をせずに身体を休めることが推奨されます。

しかし、夫婦ふたりきりでの育児だと、つい育児や家事に追われ、十分な休養が取れずに、回復が遅れてしまうこともあります。

実家に帰っていれば、料理や掃除、洗濯といった日常の家事から解放されるため、自分の身体と赤ちゃんのケアに専念できます。

私は、出産後、実家に帰りましたが、帝王切開での出産だったため、お腹の傷が痛すぎて、赤ちゃんのお世話が本当に辛かったです。ただ、実家に帰ったおかげで、食事や家事全般は、母親に任せることができて、とても助かりました。もし、それがなかったらと思うと、ゾッとします。

地元の病院で安心して出産できる

慣れ親しんだ地元の病院や、家族がかかりつけにしている産婦人科で出産できるのも安心材料です。

特に地方では、アットホームな雰囲気の中で出産できるクリニックも多く、医師や助産師との距離も近いことが多いため、不安や疑問をすぐに相談できる環境があります。

また、家族が通いやすい距離にいることで、通院時の送迎や緊急時の対応もスムーズです。

    里帰り出産のデメリット

    パートナーとの時間が減る

    里帰り出産をすることで、夫婦がしばらく離れて暮らすことになります。

    特に妊娠後期から出産、産後1〜2ヶ月はパートナーと赤ちゃんのふれあいの機会が少なくなり、父親としての自覚や育児への関与が薄くなりがちです。

    結果として、産後に家族としてのリズムがうまくつかめなかったり、コミュニケーション不足によるすれ違いが起こることもあります。

    里帰り出産中は、LINEやビデオ通話などを活用して、こまめに連絡を取る努力が必要です。

    里帰りが終わった後の育児スタイルのギャップ

    里帰り中は親に頼りながら育児ができますが、里帰りが終わって、実際に夫婦ふたりきりでの育児が始まったときに、そのギャップに間違いなくビックリします。

    例えば、実家の両親の考えとパートナーの考えが食い違ったり、赤ちゃんの生活リズムを整え直す必要が出てきたりと、里帰り中に慣れた感覚を、修正する必要があります。

    こうしたギャップを埋めるには、里帰り期間中から、パートナーと事前にしっかりコミュニケーションをとっておくことが大切です。

    両親との関係がストレスになる場合もある

    実家だからといって、必ずしもすべてが快適に過ごせるわけではありません。

    長期間一緒に暮らすことで、生活リズムや価値観の違いがストレスになることもあります。

    特に育児に関して親世代の「昔ながらのやり方」と現代の情報とで意見が食い違うことがあると、精神的な負担になる可能性があります。

    あらかじめ「自分はこうしたい」という希望を伝え、無理のない範囲で協力をお願いすることがポイントです。

    長距離移動の負担がある

    実家が遠方の場合、妊娠後期の移動や出産後の赤ちゃんとの移動が大きな負担になります。

    特に妊婦の長距離移動にはリスクが伴うため、移動手段や時期については慎重に検討する必要があります。

    また、赤ちゃんが生まれてから自宅へ戻る際の移動も一苦労で、荷物も多くなるため、交通手段やタイミングを十分に計画することが求められます。

    出産前後の手続きが煩雑になる

    里帰り出産を選んだ場合、出生届や児童手当などの手続きが居住地と実家のある自治体で異なるケースがあります。

    そのため、どの書類をどこで提出するのか事前に確認しておかないと、かなりバタバタすることになってしまいます。

    特に産後は、体力の回復や育児で手が回らないことも多いため、できるだけ出産前に必要な情報を整理し、書類の準備を済ませておくのが理想です。

      ★今日の記事のまとめ★

      里帰り出産には、精神的・身体的なサポートが得られるという大きなメリットがある一方で、パートナーとの距離や育児スタイルの違いなど、注意すべきデメリットも存在します。

      大切なのは、自分と家族のライフスタイル、サポート体制、実家との関係性などを総合的に考慮したうえで、無理のない選択をすることです。

      この記事が、これから出産を迎える方の一助となれば幸いです。どちらを選択しても、夫婦で話し合って選んだのであれば、それが「正解」です。

      自分たちにとって何を一番大切にしたいのかを、妊娠期間中にしっかり話し合ってみましょう!

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