こんにちは!なぎびです。
妊娠すると普段何気なく口にしていた食べ物や飲み物でも、お腹の中の赤ちゃんにも大丈夫な食べ物なのか、とても気になりますよね。特に、アルコールやカフェインについては、摂取するとよくないといった話をよく聞くと思います。
ここでは、
- 妊婦さんはどんな飲み物なら飲んでも大丈夫?
- 妊婦さんにおススメのドリンクを知りたい。
といった疑問にお答えします。
わたしの妊娠生活の中で試してみて、よかったものも紹介します!
妊婦さんも安心して飲めるドリンクを選ぶ5つのポイント
①おいしさ
まず初めに、当たり前のことかもしれませんが、一番大事なのは、おいしさです。妊婦さんは、お腹の中の赤ちゃんのことを考えて、妊婦さん以外の人よりも、飲み物や食べ物に気を使う必要があります。そのため、どうしても、食べ物や飲み物の選択肢が狭くなってしまいます。ただ、妊娠期間は、約10か月にわたる長丁場です。少ない選択肢の中でも、おいしくて、長い妊娠期間中でも、ずっと愛飲できるものを選びたいですね。
②ノンカフェイン・ノンアルコール
カフェインやアルコールは、一般的に妊婦さんが摂取を控えた方がいいと言われる最もメジャーな2つの成分です。これは、カフェインやアルコールを処理するための消化器官が未発達の胎児に大きな負担になることが主な理由です。また、カフェインやアルコールには、血管を収縮させたり、拡張させたりする作用もあるため、妊婦さんと胎児の血圧や心拍数にも影響するといわれています。
一方で、カフェインやアルコールの摂取が具体的にどの程度影響するのか、科学的に証明されているわけではないため、絶対に1ミリも摂取しちゃダメ!というわけではなく、少量をたまたま摂取してしまったからといって、過度に心配しすぎる必要はありません。
だからといって、積極的にカフェインやアルコールを摂取していいというわけではありませんので、カフェインを多く含むドリンクやアルコール飲料は極力避けたほうがいいことを理解した上で、ドリンクを選ぶようにしましょう。
過度に敏感になりすぎず、基本的にはノンカフェイン・ノンアルコールで!
③飲みやすさ
おいしさに加えて、口当たりのよさなど飲みやすいことも大切です。トロトロ、プチプチ、粒々、あらごしなど、いろんな食感の飲料がありますが、普段であれば大好きな食感でも、妊娠中は、きつく感じてしまう時もあります。体調にあわせて、飲みやすいものを選ぶようにしましょう。
また、つわりの時やお腹が大きくなってくると、少しずつしか飲めない場合もあるため、少量ずつ飲みやすい飲み口がストローの物や、保存しやすいペットボトル飲料などを選ぶと良いです。
④手軽さ
妊娠すると、普段できていたいろんなことができにくくなったり、場合によってはできなくなったります。些細なことや普段と同じ動きであっても、妊娠前よりも、余計に体力を使います。また、つわりで固形物が喉を通らない時などには、飲み物は大変重要なエネルギー源です。なるべく手早く、手軽に飲めるものがあると心強いです。
⑤添加物
妊婦さんが飲んだものの栄養や成分は、お腹の中の赤ちゃんも共有しています。市販されている食品は、基本的に安全が保障されており摂取しても問題ないはずですが、添加物が多いものや刺激の強いものは、避けたほうがよいかもしれません。
理由としては、それらが胎児に及ぼす影響がわからないからです。大人は大丈夫でも、繊細な胎児の体にとっても同じように大丈夫なのかは、誰にもわかりません。
わたしは、極力余計なものが入っていないものや自然由来のものを選ぶようにしています。例えば、フルーツジュースが飲みたいときは、100%のものを選んでいます。
妊婦さんにおススメの飲み物
果汁100%のフルーツジュース(野菜ジュース)
スーパーやコンビニ、薬局などで手軽に入手でき、糖質やビタミン・ミネラルなど胎児の成長に必要な成分を補給できる果汁100%のフルーツジュースは妊婦さんの飲み物に最適です。また、オレンジジ、グレープフルーツ、リンゴ、ブドウなど、たくさんの種類から、自分の体調や気分にあわせて選びやすいのもおススメの点です。
果汁100%以外のジュースでももちろんいいですが、余計な添加物や過度に加糖されていないかなど、注意する必要があります。
麦茶
麦茶は、ノンカフェインのお茶です。名前に「茶」と入っていますが、大麦を原料とした飲み物で、茶葉を原料としている紅茶や緑茶などとは違い、カフェインが含まれていません。逆に、茶葉を使用した飲料には、カフェインが含まれていることが多いため、注意が必要です。
生姜湯・くず湯(葛湯)
妊婦さんにとって、冷えは大敵です。生姜や葛には、体を温める成分や血流を良くする成分が含まれていますし、リラックス効果があるとも言われています。また、あたたかい飲み物を飲むと、体がホッとしますし、おススメです。
有名な漢方薬の「葛根湯(かっこんとう)」は、その名のとおり、葛の根の湯!
白湯
生姜湯やくず湯も体があたたまりますが、白湯も体があたたまるのでおススメです。また、生姜湯やくず湯をたくさん摂取するのは難しいかもしれませんが、白湯であれば、たくさん飲みやすいですし、手軽に用意することができます。さらに、白湯で水分をたくさんとることによる便秘解消効果や、排尿により体内の老廃物を排出しやすくなるので美白や美肌にもいいです。
スポーツドリンク
妊娠中はつわりなどで、飲み物さえ体が受けつけない時もあります。ただ、飲み物を摂取できずに脱水症状に陥ってしまうと、点滴が必要になったり、最悪の場合は入院したりしなければならないこともあります。スポーツドリンクは、スポーツ科学に基づいて体に吸収されやすいよう成分が調整されています。つわりの時やお風呂上がりの水分補給に、口当たりもよく飲みやすいのでおススメです。
わたしは、つわりがひどい時は、サントリーのダカラを愛飲していました。甘さがすっきりしていて味も好みで、つわりの時期を乗り越えた今でも、飽きずにお風呂上がりの水分補給に飲んでいます。おいしいです!
ココア
ココアには、食物繊維、カルシウムや亜鉛、マグネシウム、鉄などのミネラルのほか、カカオポリフェノールがたくさん含まれており、血圧低下、動脈硬化予防、老化防止・美容などへの効果が期待できます。また、牛乳で溶かして飲めば、赤ちゃんの成長に必須のカルシウムもたくさん摂取できます。その他にも、ストレス防止、リラックス効果、血行促進、冷え性改善などの効果もあると言われています。
ただし、ココアには、コーヒーやお茶ほど多くはありませんが、多少のカフェインが含まれますので、飲みすぎには注意が必要です。また、砂糖も含んでいる商品だと、糖分のとりすぎになることもあるため、純ココア+はちみつがおススメです!
デカフェドリンク
コーヒーや緑茶や紅茶が好きな人や、普段から習慣的に飲まれている人にとっては、カフェインレス生活はかなりつらいかもしれません。実際、わたしも、ブラックコーヒーは苦手ですがカフェラテは大好きで、紅茶も毎日飲むほど大好きです。妊娠が分かってからは控えていますが、代わりに、デカフェのコーヒーや紅茶を飲んでいます。デカフェと聞くと、本来のコーヒーなどに比べて薄かったり、味気ないといったイメージがあるかもしれませんが、飲んでみると、結構おいしいデカフェコーヒーもあります。
ちょっと抵抗があるという人も、デカフェのコーヒーやお茶を別物として考えるのではなく、あくまで数あるコーヒーやお茶の中の1つの種類なんだというイメージを持つといいかもしれません。
ドリンクを飲む際に注意したい3つのこと
①糖質をとりすぎない
飲みやすいからといって、100%フルーツジュースやスポーツドリンクを大量に摂取してしまうと、糖分のとりすぎになってしまいます。最悪の場合、妊娠期間中に糖尿病などになってしまう可能性もありますので、他の飲料とバランスをとりながら摂取するようにしましょう。
②冷たい飲み物はゆっくり飲む
冷たい飲み物を一気に飲むと、急激に体を冷やしてしまいます。キンキンに冷えた炭酸飲料はごくごく飲みたいですが、そこはちょっと我慢して、体と赤ちゃんがびっくりしないように、ゆっくりと飲むようにしましょう。
③気にしすぎない
ノンカフェイン、ノンアルコール、添加物や糖質など、大事な赤ちゃんのために、いろいろ気になってしまいますが、あまりにも気にしすぎると精神的にも疲れてしまいます。気にはするけど、過度に気にしすぎないように、心と体のバランスをとって、長い妊娠期間を乗り切りましょう!